DCDCユニットはフルデジタル制御による高速フィードバックにより充放電切り替え時に高速応答(実力2ms ※1)を実現しました。過渡変動に対しても瞬時(500us以内)にDCDCユニットが出力フィルタに最大電流を供給し電圧を維持します。
※1 120V/300A/35kW出力の装置にて
高速応答
バイボーラ出力もサポート(工場出荷時オプション)
バイボーラ出力完全な0Vから充放電に加えてマイナス電圧出力もサポートしています。4象限の動作によりバッテリ、コンデンサなどの特殊な環境化の試験などにご利用いただけます。マイナス電圧側の電気的性能はプラス電圧側と同等になります。
入力波形もデジタル制御でクリーンです
回生ユニットもフルデジタル制御により高調波規制ガイドラインをクリアする歪率5%以内のクリーンな電流波形を実現しています。力率も実測で0.99とほぼ1.0となっています。3相電圧のバランスや歪率が劣悪な場所でも独自の電流フィードバック制御により正弦波に近い電流波形が維持されます。
新開発、デジタル電源制御ボードCIC(コモンインバータコントローラ)使用
CIC(コモンインバータコントローラ)デジタル制御電源のために開発されたCIC(コモンインバータコントローラ)を使用しています。YRD-Iでは3相回生ユニット、DCDCユニットの制御用にそれぞれCICを使用しています。
高性能を生かし標準的な充放電/直流電源としての機能に加えあらゆるカスタマイズに柔軟に対応いたします。
豊富なインターフェイス
標準の通信インターフェイスとしてLANを装備しており外部のPCにより自動運転を行うことが出来ます。またRS-232C、RS-422、CANなどの業界標準I/Fも使用可能です。 GPIBインターフェイスが必要な場合やお客様がご自身のソフトウェアで電源をコントロールすることも可能ですのでご相談ください。
ローカル操作(タッチパネル・ジョグダイヤル)
ローカル操作タッチパネルとジョグダイヤルを装備しています。これによりベンチユースとしてPCなしの充放電試験が行えます。またタッチパネルはユーザー様の試験システムに必要な機器の制御(例 コンダクタのON/OFF)をカスタマイズにて画面追加可能です。
バッテリ充放電用スケジューリングソフトを用意しています
バッテリ充放電用スケジューリングソフトバッテリーの試験を行うために専用に設計されたソフトウェアです。プログラムに関する知識がなくても数カ所の設定のみで使用開始できます。柔軟な変数とトリガシステムによりあらゆる状況に応じた充放電スケジュールを構成できます。
多チャンネルデータロガーもご利用可能です
多チャンネルデータロガー充放電ソフトでは信頼性の高い日置電機製のメモリハイロガー8423と連動してロギングを行うことが可能です。対地間600V、チャネル間200Vの絶縁がありセル電圧、温度などの計測に最適です。ロギングデータはLAN経由で充放電ソフトに追加の変数として取り込まれ充放電装置のログに同時に記録されます。またスケジュールトリガ、警報源として扱えます。
用途
リチウムイオン電池の充放電、電気自動車用バッテリ充放電
回生可能な直流電源、直流電子負荷、バッテリシミュレータ
その他あらゆる直流電源アプリケーション
製品詳細ページ
■蓄電システム
■無停電電源装置(UPS)
■回生電源
バッテリ充放電装置(YRD-I)
バッテリ模擬電源装置(YRD-BS)
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